本校の役割
本校は、学校教育法第 6 章の趣旨に基づき、高等普通教育を施すことを目的とするほか、大阪教育大学の附属学校としての使命である、教育の実証的研究・教育実習の場としての教育・実践を行っています。さらに、文部科学省WWL(World Wide Learning)コンソーシアム構築支援事業の拠点校として、これからのグローバル社会で活躍できるリーダーの育成に取り組んでいます。
本校のあゆみ
1972(昭和47)年4月、大阪教育大学の附属高校として設立され、附属校ならではの取り組みと、1学年3クラスという少人数模校をいかした教育を通じて、これまでに社会のリーダーとして活躍する5千人余の卒業生を輩出してきました。
平成26年5月には新校舎が完成し、平成27年度には文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受け、「多面的に”いのち”を考えるグローバルリーダーの育成」に取り組みました。
また、令和2年度には、文部科学省からワールド・ワイド・ラーニング(WWL)コンソーシアム構築支援事業・拠点校に指定され、 「イノベーティブなグローバルリーダーの育成」を目指したプログラムを実施しています。
学校教育目標
教育大学附属高等学校として教育研究・教育実習・教育実践の充実を図りながら、次の教育目標を定め、その達成に努力します。
○学力の向上をめざす健全で創造性豊かな人格の育成
○国際的視野に立ち自他を敬愛する人格の育成
また、WWL拠点校として、高等学校学習指導要領に基づく授業はもとより、海外研修や大学の授業聴講、グローバルな課題に関する研究活動や海外高校生との共同学習などを通じて、これからのグローバル社会で活躍できる人材の育成を目指します。
附属学校園
大阪教育大学は、令和2年度に大学と附属学校園をつなぐ組織として附属学校統括機構を設け、その機構のもとに高等学校3校舎を含む11の附属学校園(小学校:3校、中学校:3校、高等学校:1校3校舎、特別支援学校:1校、幼稚園:1園)を設置する体制へと改革しました。
附属学校統括機構は、円滑な学校園の運営、指導、教育、研究及び学校安全等の充実を図るとともに、さらに大学部局との連携強化に取り組んでいます。
また、附属学校園にあっては、大学の教育研究・教育実習の場として重要な役割を果たすとともに、それぞれ地区ごとにテーマを持って研究に取り組み、連絡進学をはじめとする相互連携も行っています。
平野地区の附属学校園の特色
「生涯発達的視点に基づいた校種間連携型一貫教育」
すべての校種が近接する地区の特色を生かし、五校園が日常的に連携して子どもたちの交流・共同学習や教員の協働と研究を進めています。なかでも、幼稚園から高校まで学び続ける環境と特別な支援を得ながら育つ環境に基づく、全国的にもめずらしい「五校園共同研究」に取り組み、長期的な子どもの成長の視点にたった主体性の育成や探究的な学びの指導など、今日的な教育課題に焦点をあてた研究に邁進しています。