イングリッシュサロン
本校では、放課後に「イングリッシュサロン」という留学生との学びの場を設けています。
■目的
大学の留学生(短期留学生・交換留学生・教員研修留学生)との交流や活動を通して、海外諸国の社会課題、国際問題、歴史や文化、生活事情等を学びます。特に母国で中・高等学校の現役教員である「教員研修留学生」は、アフリカや中南米諸国からおいでになっていて、それらの国々の教育現場や同年代の高校生の生活・文化を直接学び、理解を深める機会となり、グローバルな課題について多角的な視点をもたらす有益な機会となります。
■経緯
「多文化理解講座」‥大阪教育大学グローバルセンターと連携し、留学生と本校生が交流(2015~)
「ランチタイムチャット」‥昼休み時間を利用し、留学生と本校生がオンライン英会話交流(2020~2022)多国籍の留学生が参加して、少人数でのチャットを毎年3~4か月間にわたり定期的に実施
「米国エンブリーリドル航空大学の留学生との交流」‥大阪公立大学高度人材育成推進センターと連携し、留学生と本校生が交流(2022~2023)
「イングリッシュサロン」‥週一回放課後英語で海外諸国の教育、文化、社会などについて話し合う。文化祭での交流や堺街歩きなどを実施。
■本年度の活動の様子
・4月~5月 大阪教育大学グローバルセンター中山あおい教授を通じて、「イングリッシュサロン」(水曜日放課後)を開始。参加に興味のある留学生を募集し、同時に高校生1,2年生にも参加者募集。第一回交流会実施の後、各留学生から各国事情のプレゼンと質疑応答のレッスン。
・6月~7月 9月の「文化祭」での英語プレゼンテーション実施を決め、グループで英語ポスター作成。留学生からアドバイスを受けながら共同作業とプレゼン準備。
・7月12日 米国エンブリーリドル航空大学から、留学生25人、本校生17人が交流した。大学生代表から英語で大学の紹介のあと、留学生と高校生の混成で4グループに分かれて平野郷街歩きを実施。平野地域の商店街や寺社散策、だんじりや神社境内の夏祭りの屋台も楽しんだ。
・9月9日 平野校舎「文化祭」。グローバル探究活動紹介模擬店の中で、イングリッシュサロン活動発表(英語プレゼンテーション)を実施した。そこに、留学生2人も参加し、自国の文化紹介(ウガンダ、チリ)をサポートした。
・9月~11月 教員研修留学生(エルサルバドル、チリ、ウガンダ、マラウイ、ジンバブエ)による英語の授業を実施。
エルサルバドルとチリ出身、ジョセ先生とナタリア先生による英語レッスン。
ウガンダ出身エドウィン先生による数学の授業。
マラウイ出身ハラ先生による、アフリカンミュージック講座。
ジンバブエ出身タバニ先生とマラウイ出身モーリーン先生による、英語ディベート講座。
・12月20日 留学生との堺市内めぐり 留学生の5人と一緒に堺市内を巡るプログラムを実施。
「さかい利晶の社」に入館し、南蛮貿易で栄えた堺の街の歴史と文化について学び、 茶の湯の説明とお抹茶体験。「百舌鳥古墳群」地域に移動し、「大仙公園」内の日本庭園へ。堺市内で一緒に冬休みの思い出をつくる一日。
・2024年1月20日 「高校生国際会議」
「留学生とのカードゲーム」
参加生徒66人が11グループに分かれ、各グループに1人の留学生が入り、司会担当生徒から出されるグローバル課題に、各自で回答を出しながら対決するゲーム。(プログラムは英語で実施)
「分科会」
グローバル課題についての探究成果を、4つの分野に分かれて高校生が発表。留学生は自身の興味によって各分野にそれぞれ参加し、グローバルで多角的視点から、積極的に質問やコメントを出し、各分科会を盛り上げた。
・2月21日 「多文化理解講座」
英語の授業の一環として、1年生全クラスで実施するプログラム。毎年、同時期に実施しており、大阪教育大学から数名の留学生を迎えて、留学生の出身国の社会や文化について学び、交流する。
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ENGLISH SALON