五校園連携型教育実習を実施しました
2025年6月9日 11時30分 6月6日(金)、本校で教育実習をしている学生が、大阪教育大学附属学校園で平野地区にある他校園に行き、さまざまな見学や体験をする「五校園連携型教育実習」を実施しました。
附属特別支援学校では、高等部「情報」の授業を1時間見学させていただき、Chromebook(クロームブック)を使った練習のときは、学生もサポートに入らせていただきました。その後、昼休みは給食を一緒に食べたり、お話をしたりして生徒との交流をさせていただきました。さらに、特別支援学校のさまざまな授業・日常訓練棟「はばたき」・特別支援学校の特色ある施設(農場や織物室・給食室・小学部や中学部の教室等)を副校長・岩﨑先生からご紹介いただき、学生の質問にも一つひとつ大変丁寧に答えていただきました。
高校においても子どもたちのニーズが多様化するなか、今回の訪問では、発達障がいの生徒への合理的配慮の方法、子どもたちが授業で見通しをもって取り組むことができるための手立て、掲示物の工夫、電子黒板の効果的な活用方法など、大変多くのことを具体的にご教示いただきました。小学部から高等部までの系統的な教育や高等部卒業後の社会生活を見据えた教育についても、大変勉強になりました。
附属中学校では、体育祭の予行・準備を見学し、実習生の興味・関心に応じて希望する教科の授業を参観させていただきました。授業以外にも、学校行事の運営方法について学ぶことができる大変貴重な機会となりました。このように、教育実習期間中にさまざまな校種の学校へ行き、それぞれの学校の工夫、子どもたちへの指導の手立てに直接触れることができることは、平野地区における五校園連携型教育実習の特色だといえます。
これから、教育実習期間の後半にさしかかり、研究授業や教育実習生企画のホームルームなどがありますが、今回で得た知見・気づきをぜひとも生かしてほしいと考えています。