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後期教育実習が始まりました ― 学びをつなぐ2週間 ―

2025年11月4日 17時00分
教育実習

 11月4日(火)から11月15日(土)までの約2週間、本学学生および本校卒業生の学生が、教育実習に励んでいます。実習開始前には、事前指導を受けたうえで、担当教員との個別打ち合わせを重ね、初日には副校長ならびに各分掌・委員会の先生方からオリエンテーションを受けて教育実習に臨みました。
 実習期間中は、教育実習主任・教科の指導教員・ホームルームの指導教員が連携しながら、授業づくりから教育活動まで丁寧にサポートしています。実習生たちは入念な教材研究と準備を重ね、生徒と向き合う時間の中で、日々新たな気づきと成長を重ねています。
 オリエンテーションの冒頭では、副校長先生から、附属高校の使命・教育目標・平野校舎の特色に加え、教育の現状と課題をふまえ、次の3つの資質・能力についてのお話がありました。
 〇教職に対する責任感、探究力、そして教職生活を通じて自主的に学び続ける力
 〇専門職としての高度な知識・技能
 〇総合的な人間力
 これらは、教員としてのみならず、これから社会に出ていくうえでも欠かせない力です。実習を通じて、この3つを自らの学びの軸として磨いてほしいというメッセージが込められています。
 教育実習の期間中は、実習生のみならず、生徒や指導教員にとっても多くの学びと刺激が生まれます。生徒たちは普段、課題研究に取り組んでいますが、大学で卒業論文に向けて研究を進めている実習生から助言をもらう場面もあり、互いに学びを深め合う姿が見られます。
 学ぶ者同士が響き合い、学校全体がいつにも増して活気に満ちた2週間となっています。教育実習は、大学生にとっての理論と実践をつなぐ「教員への第一歩」であると同時に、高校生にとっても「学ぶことの意味を再発見する時間」です。大阪教育大学附属高校だからこそ実現できるこの学びの循環を、今後も大切に育んでまいります。
251104後期教育実習