未来をひらく探究の力 ― 生成AIを活用して考えるグローバル探究
2025年11月13日 17時00分 11月13日(水)、本校高校1年生全員が、文部科学省指定 WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)拠点校として実施している探究授業「グローバル探究」において、生成AIの活用方法をテーマにした授業に取り組みました。
授業の前半では、生成AIの仕組みや特性、活用のポイント、留意点など、これからの社会で欠かせない基礎知識について理解を深めました。探究活動での適切な使い方や研究倫理についても確認し、生徒たちは自らの学びに責任をもって取り組む姿勢を養いました。
本校には、大学院での研究経験をもつ教員が多く在籍し、生徒の研究の進め方や論理的思考を丁寧に指導しています。また、WWLプログラムを通して、大学・企業・自治体等との連携による先進的な学びを展開しています。
授業の後半では、生徒が研究グループごとに生成AIを活用し、自分たちのテーマを多角的に検討するワークを行いました。AIからの「テーマが広すぎる」「対象を絞ってはどうか」といった厳しくも的確な“問い返し”を受け、各チームはテーマの焦点をより明確にすることができました。教室には真剣な議論と新しい発見の空気が満ちていました。
本校では、「Society5.0に向かう生徒と教員のための『学びの共同体』の構築」をビジョンに掲げ、データサイエンスやAIリテラシーを基盤とした探究的な学びを推進しています。変化の激しい社会の中で、自ら課題を発見し、他者と協働して解決を導く力を育むことを目指しています。
これからも、生徒一人ひとりの可能性を伸ばすために、時代を先取りした教育実践に挑戦してまいります。