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平野地区五校園 合同教職員防災研修を実施しました ― 子どもたちの命を守るために、私たちは備え続けます ―

2025年11月20日 17時00分
学校安全

 11月19日(水)、大阪教育大学附属学校・平野地区の五校園(幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校)の教職員が一堂に会し、防災力の向上を目的とした合同防災研修を実施しました。本研修は、地震や台風などの災害が起こった際、子どもたちの安全を確実に守り、保護者の皆さまへ迅速かつ正確な情報共有ができる体制づくりをめざすものです。
◆ 大阪教育大学・消防・警察・平野区役所・関係機関と連携した安全推進
 本校を含む平野地区五校園では、大阪教育大学および関係機関との連携を強化し、国際的な安全基準に基づくセーフティー・プロモーション・スクール(SPS)認証取得をめざした安全で安心できる学校づくりを推進しています。本研修はその一環として位置づけられ、日常の備えから災害発生時の対応まで体系的に学ぶ機会となりました。
◆ 研修の目的
 災害発生時の安否確認や初動対応を時間帯別に把握し、教職員が冷静に行動できる力を高めることを目的としました。子どもたちが登校中、授業中、下校後、あるいは夜間・休日に災害が発生した場合、それぞれの状況で何ができるのかを具体的に学びました。
◆ 研修内容
 (1)地震災害への備え
 (2)台風・豪雨・河川氾濫など風水害への備え
 (3)日常の備え「3SK」整理・整頓・清掃・危機管理
 (4)災害時の安否確認について
 (5)今後の避難訓練の在り方について
 話を聞くだけでなくワーク形式で具体的にどうするか、すればよいかをお互いに意見を出し合いながら学ぶことができました。
 特に、保護者の皆さまが関心を寄せられる安否確認体制について、災害情報を受けた際、学校がどのタイミングで判断し、どのように保護者へ連絡が届くかを丁寧に確認しました。
◆ 講師紹介
 本研修は、 山口 泰信 氏(NPO法人 日本防災士会 防災アドバイザー) を講師にお迎えし、実際の災害現場の経験に基づく、緊張感と説得力のある講義をいただきました。
◆ 子どもたちの未来を守るために
 防災は「いつか起きるかもしれない」ものではなく、必ず備えるべき喫緊の課題です。 平野地区五校園では、今後も大阪教育大学および地域の防災関係機関と連携しながら、安全で安心できる教育環境の整備を継続し、セーフティー・プロモーション・スクールの実現に邁進してまいります。
◆ 保護者・地域の皆さまへ
 災害時には学校だけでなく、家庭や地域とも連携しながら子どもたちの安全を守っていくことが重要です。今後、必要に応じて家庭向け防災情報の提供や、防災訓練等の開催なども検討してまいります。

 引き続き、あたたかいご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。

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