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JICA関西訪問プログラムを実施しました

2026年2月7日 08時30分
WWL

 1月6日、まだ冬休み中の冬の午後、大阪教育大学WWL地域ALネットワーク関西ブロックのプログラムの一環として、六甲山と神戸港に囲まれた風光明媚なHAT神戸エリアに位置する JICA関西 を訪問しました。入口では、各国のエスニックメニューを取り揃えたJICA関西食堂のカラフルな看板に迎えられ、一歩足を踏み入れると広報展示室があります。当日は、本校生徒15名と連携高校からの生徒10名、計25名の高校生に加え、大阪教育大学の教員研修留学生4名(モロッコ、ガーナ、インドネシア、インド出身)が一緒に参加。外の寒風を感じさせない、暖かな冬の午後になりました。

 プログラムは、まず、日本と開発途上国の関係や、相互に支え合う国際協力の考え方、SDGsの達成状況、JICAの取り組みについて、クイズを交えた分かりやすいお話を聞きました。生徒たちは、国際協力を「支援する・される」という一方向の関係ではなく、双方向の学びとして捉える視点に触れ、理解を深めることができました。その後、所属校を混合した小グループに分かれ、軽食をとりながら留学生と英語でディスカッションタイム。留学生のリードのもと、他校の生徒とも自然に交流が生まれ、和やかで活発な雰囲気の中で意見交換が進みました。さらに、同じグループで広報展示室を見学し、各国の文化を反映した民芸品に触れ、SDGsクイズや民族衣装の試着体験等を通して、楽しみながら国際協力やSDGs課題への学びを深めました。

 最後に、JICA海外協力隊としてラオスの農村で活動された方のお話を伺いました。現在も続く地雷・不発弾の問題や、上座部仏教の文化、昆虫食をはじめとする食文化など、多角的な視点から現地の実情を知ることができました。とりわけ、先進国と開発途上国は「与える側・与えられる側」という関係ではなく、現地での暮らしや人々との関わりを通して、自分自身が多くのものを受け取ることができる点こそが、JICA海外協力隊の大きな魅力であるというお話が、生徒たちには強く印象に残りました。さらに、「国際協力とは、世界中に『ともだち』をつくること」という最後のメッセージは、生徒一人ひとりの心に深く残る言葉となりました。

 参加した生徒からは、「将来の選択肢が増えた気がする」、「国際的な活動に従事してきた当事者の方から学べる貴重な機会だった」「海外で働くことについて詳しく知ることができた」「協力隊だけでなくJICAの仕事についても学べ将来の就職先としての情報がたくさん得られた」など、積極的なコメントが沢山出されました。

 今回の訪問は、留学生や他校の生徒との交流を通して、長く途上国援助を続けてきたJICAや海外協力隊の活動を実感をもって学ぶことができる大変有意義な機会となりました。今後も外部機関との連携を軸に、多様で重層的な学びの機会を創出し、WWL中核校としての役割を一層充実させていきます。

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