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沖縄体験学習を実施しました

2025年8月8日 09時00分
学校行事

 7月27日(日)〜31日(木)、1年生希望者を対象として、4泊5日の沖縄体験学習を実施しました。この行事は沖縄県の伊平屋島で本校が長年実施している独自のプログラムです。
 初日は熱帯低気圧の影響で那覇空港への着陸が遅れ、2日目は台風による悪天候の影響を受け、4日目と5日目は地震による津波注意報の影響を受け、予定していたプログラムの一部が変更となり、かなりイレギュラーな動きが多い体験学習となりました。できることが制限された状況の中であっても、生徒たちは自分たちでできることを主体的に考え、海水浴、サイクリング、魚釣り、天体観測、ドッヂビー、スイカ割り、花火などを全力で楽しみました。特に今年は、多数の生徒が魚釣りで早朝・昼間・夜間の長時間に渡りじっくり海と向き合う姿と、イレギュラーな予定変更が多発したトラブルにも負けずに前向きにできることを考えて全力で楽しむ姿がとにかく印象的で、本校の特色である「自主自立」を色濃く体現した体験学習となりました。もちろん島の大きな魅力である「伊平屋ブルー」に輝く美しい海を活用したカヤック体験とシュノーケリング体験も存分に楽しみました。伊平屋島の方々との触れ合いも多く、美味しいごはんを毎食ご用意頂いたり、島の子どもたちと一緒にバレーボールやモルックで遊んだり、青年団の方々に伝統舞踊のエイサーを披露して頂いたり、生徒たちはたくさんの思い出を作るとともに、それぞれが大きく成長できました。総合型地域スポーツクラブ「ひらの倶楽部」のご支援により、スクールサポーターとして本校卒業生の金さまにもお手伝い頂きました。
 伊平屋島は、沖縄本島の本部半島から北に約40km離れたところに位置し、伊丹空港からは飛行機・バス・村営フェリーを乗り継いで片道9時間程度かけて移動する必要がある離島です。学校所在地の大阪、そして沖縄本島とも異なる環境で、公民館や民家をベースとした宿泊施設をお借りして、主に自転車で島内を移動し、海と山の大自然を満喫できる体験は伊平屋島ならではであり、長い時間をかけて来訪する価値は十二分にあります。本体験学習は今回20回目となる節目の年であり、伊平屋村役場の広報担当の方による広報誌掲載のための取材も受けました。他の遠方の学校も伊平屋島での宿泊学習を実施していますが、本校は20回という非常に長い関係を築いているため、「島内外の他の方にも広く本校のことをもっと知ってほしい」というお世話になっている現地の方のお話も取材の中でお伺いすることができました。本校が本当にたくさんの方に支えられながら、多種多様な学びのプログラムを実施できていることをさまざまな場面で実感できました。
250808伊平屋