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ようこそ!先輩 ― 社会で活躍する卒業生による進路ガイダンスを実施しました

2025年11月29日 16時00分
進路指導

 11月29日(土)、キャリア教育の一環として 「ようこそ!先輩」卒業生ガイダンスを開催しました。 本校を巣立ち、社会で確かな足取りを刻んでいる20代の卒業生たちが来校し、後輩を思いやる温かなまなざしとともに、自らの経験を語ってくれました。
 目的は、下記のとおりです。
① 社会人として活躍されている卒業生から、普段の学びの大切さや進路の考え方等のアドバイスをもらい学習意欲を高める。
② 各職業の特色を知り、進路選択の幅を広げる。
③ 生徒の主体性を育み、表現力や質問する力をつける。

■ “進路の先にある世界”を描く、附高らしい学び
 附属平野のキャリア教育が重視してきたのは、知識や受験対策のみにとどまらない、 「その先を見通す力」「社会と自分をつなげて考える力」 の育成です。
 今回来てくださったのは、大手企業・公務員・研修医・大学院博士後期課程の大学院生など、多様な分野で活躍している8名の卒業生たちです。 同じ校舎で青春を過ごした“先輩”のリアルな歩みは、生徒たちが未来を具体的にイメージする大きな手がかりとなりました。
 ある先輩は「高校時代に広げた興味は、遠回りに見えても必ず自分の強みになる」と話し、 別の先輩は「受験科目に含まれない学びが、社会に出てから大きな財産になった」 と振り返りました。 生徒たちの表情は真剣そのもの。 知の先輩たちの言葉が、静かに、しかし力強く胸に届いている様子が印象的でした。

■ 少人数で“選んで学ぶ”対話型ガイダンス
 本校の特色の一つは、興味関心に応じて自ら参加したい先輩を選び、少人数でじっくり対話することで、さまざまな場面でエージェンシーを発揮することができるプログラムであることです。 医療の最前線に立つ先輩、企業で新規事業を担う先輩、行政の現場で政策に携わる先輩……。 生徒一人ひとりが、自分の未来に重ね合わせながら質問を投げかける姿が多く見られました。

■ 卒業生にとっても“学び直し”の時間に
 来校した先輩方からは、 「後輩に伝えることで、自分の歩みを改めて整理できた」 「附高時代の学びの意味を、社会人になって再確認できた」 といった声が寄せられました。 附属平野では、卒業してからも互いに学び合い、支え合う “学びの循環” を大切にしています。 その文化が、今回も確かに息づいていました。

■ 附属高校・平野校舎としての使命 ― 未来を主体的に拓く力の育成
 大阪教育大学附属高校平野校舎では、
〇多様な卒業生ネットワーク
〇対話を核にしたキャリア教育
〇生徒一人ひとりの可能性を広げる学習環境
を通じて、附属高校としての使命を果たし続けています。
 今日の出会いが、生徒たちの未来をより豊かにし、 「自らの道を、平野校舎で自らの力で切り拓こうとする附高生」 を後押しする大きな一歩となりました。 平野校舎では、本校でしか提供できない高度で深い学び・学習プログラムを進化させながら提供できるよう、引き続き努力を続けてまいります。
 お忙しいなか、ご協力いただきました卒業生の皆さまには、改めてお礼申しあげます。
251129ようこそ先輩