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生徒企画の救命救急講習会を実施 ― 探究学習から社会貢献へ

2026年3月13日 13時50分
課題研究

 本校では、3月12日(木)、グローバル探究Ⅰの授業の一環として、生徒による救命救急講習会を多目的室にて実施しました。本講習は、救命救急普及員資格を取得した高校1年生が中心となり、来年度以降の校内講習を担うことを見据えた実践的な取り組みとして企画されたものです。定員20名の小規模な講習ではありましたが、正式な救命講習に準じた内容で行われ、受講者には修了証の発行も可能な本格的な講習となりました。
 講習では、倒れている人を発見した際の初期対応、緊急時の連絡方法、心肺蘇生(CPR)の基本、AEDの使用方法、止血法などについて、生徒講師が分かりやすく説明し、実技演習も交えながら学びを深めました。参加者は真剣な表情で取り組み、いざという時に行動できる力を身につける貴重な機会となりました。
 この取り組みは、「救急医療分野との連携による探究」をテーマとした学習活動の成果でもあります。1年生の生徒たちはこれまで、一般市民が救命救急に主体的に関わるための方策について探究を進めてきました。その一環として、奈良県立医科大学附属病院での取材を実施し、さらに上級救命講習を修了して応急手当普及員資格を取得するなど、知識と技能の両面を実践的に身につけてきました。現在は、大阪府下や兵庫県下の急性期や災害時の医療を担う拠点病院への取材も計画しており、医療現場の課題や教育連携の可能性について理解を深めています。
 グローバル探究担当教員は、今後の展望について次のように話しています。
「次年度は、教員対象の救命救急講習を、生徒と保健主事・救命救急普及員の教員が連携して実施することを計画しています。また、実践型の救急医療教育としてメディカルラリーの企画も予定しています。さらに、地域の方々との連携も視野に入れ、学校の学びを社会へ広げていきたいと考えています。」
 生徒が主体となり、探究で得た知識や資格を社会へ還元していくこの取り組みは、安全・安心な学校づくりを推進するSPS(セーフティープロモーションスクール)の理念にもつながるものです。本校では今後も、探究学習を通じて社会と連携しながら、生徒一人ひとりが主体的に社会課題の解決に関わる学びを積極的に推進してまいります。

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