授業紹介
9月3日(水)、高校1年生・生物基礎の授業を、平野地区の他校園に来ている教育実習生へ授業公開を行いました。これは、五校園連携型教育実習の一環として実施しています。
「運動と体温」という単元で、心拍数・呼吸数・指先温度の3つが運動によって、どのように変化するか実験をおこないました。まず班で予想をたて、記録係・計時係・測定係・被験者の役割分担をおこない、運動前・直後・1~5分後の変化を調べました。
先生の説明のあと、実験の予想を班で考え、見通しをもって大変意欲的に観察・実験を行うことができていました。1時間で、高校生が理科の「見方・考え方」を働かせて、試行錯誤をしながらも探究をしている姿を見ることができました。生徒にとっても、授業見学をした教育実習生の皆さんにとっても、発見のある時間となりました。

お知らせ
今年度に実施する、令和8年度入学試験・生徒募集要項を公開しました。
下記のページをご覧ください。
入学試験
学校行事
9月1日(月)、体育祭の応援団結団式を行いました。
各学年1組の赤団、2組の黄団、3組の青団の演舞とチアの団長・副団長・顧問の先生方からあいさつがありました。この後、10月4日(土)体育祭本番にかけて、演舞とチアの練習を中心に行い、体育祭で成果を披露します。伝統ある応援団の披露は、先輩から長年受け継がれ、迫力ある応援披露には定評があります。また、毎年体育祭に彩りを与え、観客も応援団の団員も一体となり、感動的な時間となります。
応援団全体を担当される先生からは、注意事項に加えて、「学校の体育祭を盛り上げ、巻き込める応援団」・「仲間として助け合える応援団」・「やり切れる応援団」について、応援団に期待すること・応援メッセージがありました。
体育祭は、体育委員会の生徒が中心となって企画から運営まで担当します。応援団の運営も、課題解決のために自分たちで考えて行動することで、自主自立の力が育まれます。まだまだ暑い日が続きますので、熱中症対策・安全対策を徹底し、顧問の先生方のサポートのもと、成長ある体育祭・応援団となってほしいと思います。

部 活 動
8/4(月)~6(水)、ハンドボール部(生徒数19名)が福井市美山トレーニングセンターにて部活動合宿を実施しました。朝から夕方まで熱心にトレーニングや練習に取り組みました。夜には合宿所で練習内容を自分たちで話し合って考えたり、ハンドボールのゲームの基本を見直したりし、翌日の練習に生かしていました。練習やミーティングだけでなく、合宿をとおして生活を共にすることで技能面だけでなく、チームの仲が深まり、心身ともに充実した合宿となりました。

教育研究
8月26日(水)放課後、第2回五校園共同研究集会・協議会を実施しました。大阪教育大学附属学校園平野地区に所在する五校園(幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)の教職員が一堂に会して、「課題設定能力」・「主体性コモンルーブリック」などをキーワードとして、各校園の研究の進捗状況について発表・交流をおこないました。本校では、最新の教育動向をふまえ、研究成果を生徒の皆さんや地域へ還元できるよう、日ごろから授業力向上・研鑽に努めています。
当日は平野地区の教職員以外に、五校園連合会・大学の先生方にもお越しいただき、研究に参画・助言をいただきました。研究にご支援をいただいている皆さまにお礼を申し上げます。11月1日(土)には、「大阪教育大学 平野五校園 共同研究集会」を開催いたします。教育関係者の皆さまには公開授業や実践発表を ご覧いただき、忌憚のないご意見をいただけると幸甚に存じます。

海外研修
7月26日から8月10日までの16日間の日程で、オーストラリア パースへ2年生の希望者が語学研修に行ってきました。南半球のため季節は冬。少し肌寒い気温でしたが、とても過ごしやすく、安全で美しい街並みに魅了されました。午前中は語学学校へ通い、様々な国から来た生徒たちと交流しながら授業を受け、午後からは希望する生徒が語学学校の主催するアクティビティに参加しました。カンガルーのいる島へ行ったり、スポーツを楽しんだり、インド洋に沈む夕日を見に行ったりしました。郊外のオーストラリア人のお宅にホームスティをし、夕食を共に食べ家族との会話を楽しんだり、子供たちと遊んだりと、オーストラリアでの生活も体験できました。日本にいるだけでは経験できない時間を過ごすことができ、広い視野で世界を見る貴重な体験になりました。

式典行事
施設紹介
8月12日(火)、正門のリニューアル工事が無事終了しました。工事は7月25日(金)から開始されましたが、順調に進めていただき、当初の計画より早く完了しました。2学期からは、新しい気持ちで新しくなった門を毎朝、さわやかに、そして快適に通ってもらうことが可能となります。
この門は、従来の鉄製の非常に重い門からアルミ製となり、開閉が非常にスムーズとなりました。雨天時、正門付近に水たまりができていたのですが、排水路等の再整備、土台を平面にしていただき、さらには高速道路でも使用されている透水性アスファルトとなり、雨の日も安心して快適に登校することができます。防犯性能がさらに向上し、より安全で安心な環境に整備していただきました。
このたびは、附属平野中学校・高校のPTA・教育後援会・教育振興会の皆さまの心のこもったご支援に改めてお礼申しあげます。2学期には、贈呈式が企画される予定です。

教育研究
今年度の『五校園共同研究発表会(兼 探究学習研修会)』の参加申込を開始しました。詳しくはこちらのページをご覧ください。
五校園共同研究のページへ
【開催日時】
2025年11月1日(土)8:15〜16:15 (受付7:45〜)
【参加資格】
本研究会は,教育関係者(教職志望学生を含む)を対象としたものです。これ以外の方はお申込みをご遠慮ください。本研究会は参加費 無料 となっております。申込締切日時は10月30日(木)17:00となります。これを過ぎますと一切の申し込みはできませんので,ご了承ください。なお,お申し込みが定員に達しましたら,予定より早く受付を終了する場合がございます。お早めにお申し込みください。
課題研究
8月6日(水)、1年生と3年生の希望者を対象に、神戸市ポートアイランドにてUCCコーヒー博物館訪問を実施しました。この博物館は来年夏の全面改修に向けて休館中ですが、今回は予約団体へのセミナーとして実施頂きました。世界初の缶コーヒーが1970年大阪万博を期に日本中に広まったなどの歴史の話から、コーヒーの木の栽培や収穫、コーヒー鑑定、焙煎の方法、抽出の技術まで、多種多様なコーヒーにまつわるお話を館長さんからして頂き、生徒たちはいろいろ体験しながらしっかりと傾聴していました。その後、生徒たちが進めているコーヒー残渣を活用した水の浄化に関する探究活動について、UCCの研究者の方から直接ご意見を頂き、今後の探究を深める大変貴重な機会となりました。

学校安全
安全で安心できる学校づくりの取り組みの一環として、大学と消防署と連携して、心肺蘇生等の応急手当に係る「応急手当普及員」の資格取得と救命救急の普及を推進しています。
本年8月、新たに本校教諭4名が応急手当普及員の資格取得することになります。夏季休業期間中、合計3日間の講習を受講し、普及啓発制度・応急手当にかかわる基礎・感染症対策などの幅広い知識・技術習得に励みました。そして、消防署の方々の指導・監督のもと筆記試験・実技試験を受け、認定証が交付されました。本校では、7月15日(火)に消防署と連携して、生徒・教員対象の救命救急講習会を開催しましたが、応急手当普及をさらに進めるため、積極的に資格を取得し、知識・技術のアップデートに取り組んでいます。本校では、養護教諭・保健体育科教諭以外に、国語・地歴公民・数学・理科・英語科に有資格者の教諭が在籍しています。
引き続き、地域・関係機関・PTAの方々と協力して、安全教育・安全管理・組織活動に一層取り組んでまいります。
学校行事
7月27日(日)〜31日(木)、1年生希望者を対象として、4泊5日の沖縄体験学習を実施しました。この行事は沖縄県の伊平屋島で本校が長年実施している独自のプログラムです。
初日は熱帯低気圧の影響で那覇空港への着陸が遅れ、2日目は台風による悪天候の影響を受け、4日目と5日目は地震による津波注意報の影響を受け、予定していたプログラムの一部が変更となり、かなりイレギュラーな動きが多い体験学習となりました。できることが制限された状況の中であっても、生徒たちは自分たちでできることを主体的に考え、海水浴、サイクリング、魚釣り、天体観測、ドッヂビー、スイカ割り、花火などを全力で楽しみました。特に今年は、多数の生徒が魚釣りで早朝・昼間・夜間の長時間に渡りじっくり海と向き合う姿と、イレギュラーな予定変更が多発したトラブルにも負けずに前向きにできることを考えて全力で楽しむ姿がとにかく印象的で、本校の特色である「自主自立」を色濃く体現した体験学習となりました。もちろん島の大きな魅力である「伊平屋ブルー」に輝く美しい海を活用したカヤック体験とシュノーケリング体験も存分に楽しみました。伊平屋島の方々との触れ合いも多く、美味しいごはんを毎食ご用意頂いたり、島の子どもたちと一緒にバレーボールやモルックで遊んだり、青年団の方々に伝統舞踊のエイサーを披露して頂いたり、生徒たちはたくさんの思い出を作るとともに、それぞれが大きく成長できました。総合型地域スポーツクラブ「ひらの倶楽部」のご支援により、スクールサポーターとして本校卒業生の金さまにもお手伝い頂きました。
伊平屋島は、沖縄本島の本部半島から北に約40km離れたところに位置し、伊丹空港からは飛行機・バス・村営フェリーを乗り継いで片道9時間程度かけて移動する必要がある離島です。学校所在地の大阪、そして沖縄本島とも異なる環境で、公民館や民家をベースとした宿泊施設をお借りして、主に自転車で島内を移動し、海と山の大自然を満喫できる体験は伊平屋島ならではであり、長い時間をかけて来訪する価値は十二分にあります。本体験学習は今回20回目となる節目の年であり、伊平屋村役場の広報担当の方による広報誌掲載のための取材も受けました。他の遠方の学校も伊平屋島での宿泊学習を実施していますが、本校は20回という非常に長い関係を築いているため、「島内外の他の方にも広く本校のことをもっと知ってほしい」というお世話になっている現地の方のお話も取材の中でお伺いすることができました。本校が本当にたくさんの方に支えられながら、多種多様な学びのプログラムを実施できていることをさまざまな場面で実感できました。

施設紹介
7月26日(土)からオーストラリア語学研修、27日(日)から沖縄体験学習のため、希望生徒は大阪から旅立ちました。日々の様子は、LEBER(家庭と学校をつなぐ連絡通信アプリ)等にて随時配信しておりますので、保護者の方はぜひご確認ください。後日、学校ブログにて、ダイジェスト版としてお伝えいたします。
今週も、3年生を中心に学校では多くの講習・補習・質問受け・添削指導などが実施され、1・2年生も自習等で登校する姿を見ることができます。「自習」は、家庭や図書館、塾・予備校、最近だとカフェなどでもできますが、なぜ、夏休み中も平野校舎で自習をするのか、登校した生徒に聞いてみたり、様子を詳しく見てみたりしてみました。学校説明会や進学フェアなどでは、ご紹介しきれていない、高校生目線の細やかな本校の魅力も含まれておりますので、この機会に写真と共にご紹介をしたいと思います。
(1)丁寧に勉強を教えてくれる先生がいる
問題の解き方だけではなく、日々の学習方法や計画の立て方、高校での学習が大学の学びとどのようにつながるか等、専門性の高い先生が丁寧に指導してくれます。本校の教員は、大学・大学院で教科のことを専門的に学んでいる先生が多く、教科の魅力についても教えることができます。『全国大学入試問題正解』や全国の大学の過去問題集も自由に閲覧でき、学習に必要な最適環境がそろっています。
(2)学習に集中できる環境が充実している
冷房完備なのはもちろんのこと、速度が速いWi-Fiが整備され、ICT・クロムブック・タブレット等を活用した学習にも対応し、動画もスムーズに再生することが可能です。また、平野ルームなどには、カフェのように充電コンセント(PC用電源およびUSB電源両方)も完備されているので安心です。さらに、3年生全教室には高性能空気清浄機Airdogも設置され、感染症対策はもちろんのこと、空気の快適さにも着目しています。
(3)大阪市中心部・駅が近いのに緑が溢れている
本校は、大阪メトロ(地下鉄)・JRなど、交通アクセスの利便性が高いのですが、中庭やPTAの方々が整備していただいた植栽等がたくさんあり、緑がたくさんあります。中庭には、50周年記念で設置いただいたステージ・オープンスペースがあります。勉強の合間に季節の花々や緑を見ることでリフレッシュができ、風が吹き抜け、自然とエネルギーがチャージされていることと思います。
以上のように、自習スペースも教室・ひらのルーム・図書室のオープンスペースやブース型自習スペースなど、複数用意されており、ひとりで集中したいときや誰かに教えてもらいたいときなど気分にあわせて選択が可能です。壁一面に貼られたホワイトボードで、教え合いをすることもできます。終業式に、校舎主任の石橋先生から「テーマをもって過ごす」というお話のなかで「近現代文学を読破することも良い」ということを述べられていました。本校の図書館の蔵書数は高等学校としては非常に多く、ジャンルも多岐にわたり、生徒・保護者の方のリクエストも受け付けています。図書館には、専門の司書さんが開館時、常駐しております。是非、夏休み中も利用してみてください(終業式配付の「夏休みの心得」をご覧いただき、夏休み中の学校閉校期間等にはご注意ください)。

WWL
今年も、大阪教育大学に在籍する国費留学生である「教員研修留学生(母国では中学・高校の教員)」6人が参加し、水曜日の放課後、1年生を対象に英語でグローバルイシューを考え、学ぶ活動を開始しました。
今年は、インド、インドネシア、マレーシア、ガーナ、モロッコの中学・高校の教員である留学生が参加しています。皆さん、学校の先生としてのキャリアも長く、日本の高校生と親しくなる術も心得て、お互いに初めての交流を楽しみました。
また、6月21日に実施された「文化祭」にも4人が参加して、イングリッシュサロンに参加している生徒の案内で、日本の高校の文化祭を興味深く体験しました。担当した生徒にとっても、海外の先生に文化祭について教えるという、初めての異文化チャレンジの場でしたが、笑顔の絶えない楽しい経験になりました。
“English Salon" 2025 has started! Once again this year, 6 teacher-trainee international students who are government-sponsored international students enrolled at Osaka Kyoiku University (all are junior/senior high school teachers in their home countries) participated in the English Salon program in June.
The activities are to think and learn about global issues with these international students in English for Hirano first-year students on Wednesdays after school.
This year, these international students are from India, Indonesia, Malaysia, Ghana, and Morocco. They all have long careers as school teachers and know how to be friendly with Japanese senior high school students well, and they both enjoyed their first exchange with each other. Four of them also participated in the “Cultural Festival” held on June 21. Guided by students participating in the English Salon, they had an interesting first encounter to a Japanese high school cultural festival.
For the students in charge of the event, it was their first cross-cultural challenge to teach these overseas teachers about what is the cultural festival. It surely become an enjoyable experience for both of them as we found many smiles on their faces during their time together.

インドの紹介をするミシュラ先生

インドネシアについて話すエスティ先生

笑顔を連れてくるマレーシアのシティ先生

モロッコのお話を聞くグループ