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定期考査前の学習サポート

2025年12月4日 13時30分
授業紹介

 紅葉が深まり、美しい季節を迎えた本校。大阪市内の閑静な住宅街に佇む自然豊かな学び舎では、今日も放課後の教室に静かな集中と温かな交流が広がっています。
 本校では、京都大学(工学部・経済学部)、大阪大学(医学部医学科・工学部・経済学部・文学部)、神戸大学(工学部)の本校卒業生・現役大学生が、放課後に来校し、学習支援・質問対応を行っています。生徒たちは、一人で集中しながらも、いつでも専門性の高い質問ができる環境の中で、自分のペースで学びを深めています。
 また、教職員も学習相談や進路相談に積極的に関わり、学校全体で「伴走型の学び」を実現しています。生徒が迷ったとき、つまずいたときにすぐ相談できる――その安心感こそが、本校の大きな強みです。

 本日の学習サポーターは、京都大学工学部の東仲さん。受験勉強の経験や大学生活、進路選択の考え方など、実践的で前向きなアドバイスをたくさんいただきました。生徒からは「分かりやすい」「やる気が出た」と好評で、教室には笑顔と活気があふれていました。

高い学びの質を、あたたかいサポートとともに。      
生徒を第一に考え、成長できる学習環境を提供します。

 本校はこれからも、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す学習環境づくりに取り組んでまいります。
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海外研修旅行の事前学習・講演会を実施しました

2025年12月4日 13時00分
海外研修

 12月1日(月)7限、本校54期生を対象に、海外(ベトナム)研修旅行の事前学習として講演会を実施しました。今回は、ベトナムを拠点にグローバル人材支援事業を展開する 安倉宏明氏 を講師にお迎えし、「こえるを、うみだす 〜Create Beyond〜」をテーマにお話しいただきました。
 安倉氏は、未開拓の地で人材紹介会社を立ち上げ、ベトナム等でグローバルに事業を展開してきた新進気鋭若手起業家です。現地の人材育成や組織コンサルティングに携わる経験から、“未知の環境に挑むことが、新しい価値を生み出す”といったメッセージを、生徒たちに力強く届けてくださいました。 講演では、
 〇海外で働くことのリアル
 〇国や文化の違いを越えて協働する力の重要性
 〇未来の働き方とグローバル人材に求められる姿勢 
など、生徒の視野を大きく広げる内容が盛り込まれました。 生徒たちは熱心に耳を傾け、「もっと知りたい」「現地で実際に確かめたい」のような声も多く聞かれ、来年の海外研修に向けて意欲を高めています。

■ 本校の“グローバル探究”の取り組み
 本校では、海外研修のみならず、
 〇多様な分野の専門家を招いた講演会
 〇海外・国内の大学との交流
 〇グローバル課題をテーマにした探究活動
 など多様な価値観に触れ、変化の激しい社会において、未来を切り拓く力を育てる教育を継続的に推進しています。 今回の講演会もその一環であり、海外研修旅行を単なる「旅行」ではなく、学びを深める探究活動のスタート地点として位置づけています。

■ 保護者の皆さまへ
 本校は、グローバル社会を主体的に生き抜く生徒を育てるため、今後も海外研修や探究活動を充実させてまいります。「実体験を通して学ぶ」機会を積極的に提供し、大学受験準備にとどまらないグローバルの実社会に通用する“未来志向の学び”に力を入れてまいります。

 ■ 中学生の皆さまへ
 本校では、海外研修や多様な講演会を通して、 「世界に学び、世界で活躍できる力」 を育む教育に力を入れています。「新しい価値観に出会い、自分の可能性を広げたい」そんな皆さんを心からお待ちしています。 希望される方を対象に、個別に学校見学や学校説明を受け付けています。下記番号へお問い合わせください(お問い合わせは,月~金曜AM9時~PM5時にお願いいたします)。
 TEL:06-6707-5800  FAX:06-6709-1711
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ようこそ!先輩 ― 社会で活躍する卒業生による進路ガイダンスを実施しました

2025年11月29日 16時00分
進路指導

 11月29日(土)、キャリア教育の一環として 「ようこそ!先輩」卒業生ガイダンスを開催しました。 本校を巣立ち、社会で確かな足取りを刻んでいる20代の卒業生たちが来校し、後輩を思いやる温かなまなざしとともに、自らの経験を語ってくれました。
 目的は、下記のとおりです。
① 社会人として活躍されている卒業生から、普段の学びの大切さや進路の考え方等のアドバイスをもらい学習意欲を高める。
② 各職業の特色を知り、進路選択の幅を広げる。
③ 生徒の主体性を育み、表現力や質問する力をつける。

■ “進路の先にある世界”を描く、附高らしい学び
 附属平野のキャリア教育が重視してきたのは、知識や受験対策のみにとどまらない、 「その先を見通す力」「社会と自分をつなげて考える力」 の育成です。
 今回来てくださったのは、大手企業・公務員・研修医・大学院博士後期課程の大学院生など、多様な分野で活躍している8名の卒業生たちです。 同じ校舎で青春を過ごした“先輩”のリアルな歩みは、生徒たちが未来を具体的にイメージする大きな手がかりとなりました。
 ある先輩は「高校時代に広げた興味は、遠回りに見えても必ず自分の強みになる」と話し、 別の先輩は「受験科目に含まれない学びが、社会に出てから大きな財産になった」 と振り返りました。 生徒たちの表情は真剣そのもの。 知の先輩たちの言葉が、静かに、しかし力強く胸に届いている様子が印象的でした。

■ 少人数で“選んで学ぶ”対話型ガイダンス
 本校の特色の一つは、興味関心に応じて自ら参加したい先輩を選び、少人数でじっくり対話することで、さまざまな場面でエージェンシーを発揮することができるプログラムであることです。 医療の最前線に立つ先輩、企業で新規事業を担う先輩、行政の現場で政策に携わる先輩……。 生徒一人ひとりが、自分の未来に重ね合わせながら質問を投げかける姿が多く見られました。

■ 卒業生にとっても“学び直し”の時間に
 来校した先輩方からは、 「後輩に伝えることで、自分の歩みを改めて整理できた」 「附高時代の学びの意味を、社会人になって再確認できた」 といった声が寄せられました。 附属平野では、卒業してからも互いに学び合い、支え合う “学びの循環” を大切にしています。 その文化が、今回も確かに息づいていました。

■ 附属高校・平野校舎としての使命 ― 未来を主体的に拓く力の育成
 大阪教育大学附属高校平野校舎では、
〇多様な卒業生ネットワーク
〇対話を核にしたキャリア教育
〇生徒一人ひとりの可能性を広げる学習環境
を通じて、附属高校としての使命を果たし続けています。
 今日の出会いが、生徒たちの未来をより豊かにし、 「自らの道を、平野校舎で自らの力で切り拓こうとする附高生」 を後押しする大きな一歩となりました。 平野校舎では、本校でしか提供できない高度で深い学び・学習プログラムを進化させながら提供できるよう、引き続き努力を続けてまいります。
 お忙しいなか、ご協力いただきました卒業生の皆さまには、改めてお礼申しあげます。
251129ようこそ先輩

未来を守る力を育む ― 合同防災訓練を実施しました

2025年11月28日 08時00分
学校安全

 11月27日(木)5限、本校では全校防災訓練を行いました。今回は、地震発生の後、大和川の氾濫が懸念されるケースを想定しました。校舎の3階以上が安全とされるため、高校生が幼稚園児と協力して上層階へ避難誘導を行う実践的な訓練を実施しました。
■ 高校生が幼稚園児を守る――協働の姿が光った避難行動
 高校生は隣接する附属幼稚園の園児と手を取り合い、声をかけ合いながら3階以上へと安全に誘導しました。避難経路の確保、階段での安全確保、幼児の歩幅に合わせた行動――すべてにおいて生徒たちの主体的な判断と優しさ、責任感が見られました。「地域の命を守る」一員としての意識を育てることができた、大変意義のある訓練となりました。園児は、保護者の方への引き渡しまでおこない、円滑に進めることができました。
 政府の地震調査委員会では、南海トラフ巨大地震(M8~9級)が30年以内に60~90%程度以上の確率で発生すると公表しています。つまり、今の高校生が50歳になるまでに、この地震を経験しないまま人生を過ごす可能性より、経験する確率の方が高いということです。
(1)南海トラフでは、過去1400年間に約100~150年周期で巨大地震が発生していること
(2)前回の昭和東南海地震(1944年)・昭和南海地震(1946年)から、すでに約80年が経過していること
 本校では、科学的根拠に基づき、消防署・本学・五校園(幼小中校・特別支援学校)と連携し、避難行動の意味を生徒が理解したうえで訓練に臨みました。本校教職員を含め、“自分事”として備える重要性を全員で共有しました。地域とともに、生徒の命と未来を守る教育を引き続き、一層深化させてまいります。
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生物部が生徒生物研究発表会で発表しました

2025年11月25日 15時40分
部 活 動

 11月23日(日)、長居公園にある大阪市立自然史博物館のホールで実施された第77回大阪生徒生物研究発表会で活動報告部門の発表を行いました。今大会は、各校の生物関係の部活動の発表の場の提供と交流促進のため、大阪府の生物の先生方の研究会が主体となり毎年開催されているものです。
 本校生物部は、日常的な飼育活動から校外でのフィールドワークまで、多岐にわたる活動を展開しています。生物室で、クサガメ、ニホンイシガメ、マレーハコガメ、ミシシッピアカミミガメという4種のカメ類のほか、ニホンヒキガエルやコーンスネーク、熱帯魚、ドクターフィッシュなどの生物を継続的に飼育しています。
 校外活動としては、隣接する附属小学校のプールでヤゴの採集調査を行いました。さらに、岬町長松海岸での海産生物採集には多くの部員が参加し、ヒザラガイをはじめとする貝類など、普段の学校生活では触れる機会の少ない多様な生物に接することができました。採集後には、貝類の肉抜きや乾燥処理を行い、標本として展示に活用しました。自然史博物館の見学も実施し、外部施設との連携を通して視野を広げる機会となりました。
 文化祭では、コーンスネークの脱皮殻を使ったしおりなどの制作・販売や、昆虫食の紹介と抽選販売コーナーを設けるなど、生物部らしさを活かした企画を展開しました。来場者からも好評を得て、日頃の活動を地域の人々に知ってもらう良い機会となりました。
 今後は他校との交流などさらに活動の幅を広げていきます。
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手厚い放課後のサポートを継続しています

2025年11月21日 16時00分
授業紹介

 11月18日(火)の放課後、校舎内には、今日も静かな熱気が満ちていました。
 教室では、生徒同士が問題を出し合いながら理解を深めたり、黙々と課題に取り組む姿が見られ、前向きな対話と集中した学習の時間が流れていました。その空気は、ただ「自習する」だけではなく、未来へ踏み出す力を育てる学びの場そのものでした。
 さらに、職員室前に設けられた質問スペースでは、次々と生徒が訪れ、教科担当の先生へ個別の質問や学習相談をする姿が見られました。先生たちは一人ひとりに寄り添いながら、ときにノートを広げ、ときに励ましの言葉をかけ、表情や理解が変わっていく瞬間がいくつも生まれていました。この光景は、平野校舎に根づく学びを支え合う文化を象徴しています。
 生徒の努力と、それを受けとめる先生方の真摯な姿勢が響き合い、放課後の校舎には、今日も確かな成長の足音が響いていました。
■今回の放課後学習サポート講師
 本校50期卒 京都大学経済学部 在学 藤原さん多くの質問・相談に丁寧に対応していただきました。ありがとうございました。
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平野地区五校園 合同教職員防災研修を実施しました ― 子どもたちの命を守るために、私たちは備え続けます ―

2025年11月20日 17時00分
学校安全

 11月19日(水)、大阪教育大学附属学校・平野地区の五校園(幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校)の教職員が一堂に会し、防災力の向上を目的とした合同防災研修を実施しました。本研修は、地震や台風などの災害が起こった際、子どもたちの安全を確実に守り、保護者の皆さまへ迅速かつ正確な情報共有ができる体制づくりをめざすものです。
◆ 大阪教育大学・消防・警察・平野区役所・関係機関と連携した安全推進
 本校を含む平野地区五校園では、大阪教育大学および関係機関との連携を強化し、国際的な安全基準に基づくセーフティー・プロモーション・スクール(SPS)認証取得をめざした安全で安心できる学校づくりを推進しています。本研修はその一環として位置づけられ、日常の備えから災害発生時の対応まで体系的に学ぶ機会となりました。
◆ 研修の目的
 災害発生時の安否確認や初動対応を時間帯別に把握し、教職員が冷静に行動できる力を高めることを目的としました。子どもたちが登校中、授業中、下校後、あるいは夜間・休日に災害が発生した場合、それぞれの状況で何ができるのかを具体的に学びました。
◆ 研修内容
 (1)地震災害への備え
 (2)台風・豪雨・河川氾濫など風水害への備え
 (3)日常の備え「3SK」整理・整頓・清掃・危機管理
 (4)災害時の安否確認について
 (5)今後の避難訓練の在り方について
 話を聞くだけでなくワーク形式で具体的にどうするか、すればよいかをお互いに意見を出し合いながら学ぶことができました。
 特に、保護者の皆さまが関心を寄せられる安否確認体制について、災害情報を受けた際、学校がどのタイミングで判断し、どのように保護者へ連絡が届くかを丁寧に確認しました。
◆ 講師紹介
 本研修は、 山口 泰信 氏(NPO法人 日本防災士会 防災アドバイザー) を講師にお迎えし、実際の災害現場の経験に基づく、緊張感と説得力のある講義をいただきました。
◆ 子どもたちの未来を守るために
 防災は「いつか起きるかもしれない」ものではなく、必ず備えるべき喫緊の課題です。 平野地区五校園では、今後も大阪教育大学および地域の防災関係機関と連携しながら、安全で安心できる教育環境の整備を継続し、セーフティー・プロモーション・スクールの実現に邁進してまいります。
◆ 保護者・地域の皆さまへ
 災害時には学校だけでなく、家庭や地域とも連携しながら子どもたちの安全を守っていくことが重要です。今後、必要に応じて家庭向け防災情報の提供や、防災訓練等の開催なども検討してまいります。

 引き続き、あたたかいご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。

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放課後の学びで未来が変わる ― 難関国公立大 合格者 × 先生たちの本気サポート ―

2025年11月18日 16時30分
学校広報

 平野校舎の放課後の学習は、「自習」や「補習」では終わりません。 ここには、未来をつくる学びの文化が息づいています。11月17日(月)の放課後の日常風景をお伝えいたします。
■先輩が後輩をサポート!
 学校生活を充実させ、そして難関国公立大学に現役合格した卒業生が放課後に来校し、 在校生の「学習の悩み」「進路の不安」に、等身大の言葉で寄り添っています。 「どんな勉強スケジュールだった?」「模試が伸びない時、どう乗り越えた?」「英単語は、どのように覚えた?」そんなリアルな質問に、先輩が自分の経験をもとに丁寧に回答。教室にはいつも、自然と前向きな空気が広がります。
 先輩の声は、後輩の背中をそっと押す力になる。この取り組みは、平野校舎で受け継がれる大切な文化となっています。
■推薦入試・面接対策も放課後に充実!
 「面接って何を見られるの?」「志望理由、どう伝えたらいい?」 そんな不安にも、教員が一人ひとりに向き合って複数のサポート体制で指導しています。 小規模校だからこそできる、丁寧なサポート。1回の練習で表情がぐっと変わる生徒も珍しくありません。
■専門性の高い教員が、あなたの学びを支える
 平野校舎の強みは、少人数でも教員の専門性が非常に豊かなこと。 課題研究の進め方、教科の基本原理の深い理解、授業も放課後も本気で向き合います。
■卒業生の進路と広がるネットワーク
 開校以来、国公立・難関私立大学へ多くの進学実績。 そして卒業生は、大学卒業後も大手企業・官公庁・研究職から医療・司法・教育など、さまざまな分野で活躍し、後輩支援のつながりとして学校にお力を貸していただいています。 11月29日(土)には、「卒業生ガイダンス『ようこそ先輩!』」という進路イベントを本校で開催し、社会人として活躍されている卒業生から、普段の学びの大切さや進路の考え方等のアドバイスをいただきます。
■中学生・保護者の皆さまへ
 平野校舎の学力は、受験学力といわれるものだけで育つものではありません。 人と人とのつながりで育つ学力を、ぜひ感じてください。
■今回の放課後学習サポート講師
 本校 50期卒業|大阪大学文学部 在学 阪本さん
 多くの質問にていねいに応えていただきました。お忙しいなかありがとうございました。
 平野校舎は、これからも
・一人ひとりの学びに本気で向き合い
・未来を自分で切り拓く力を育て 
・地域から信頼され、皆さんの「入りたい」学校となるよう
引き続き、努力を続けてまいります。

●本校入学を検討されている中学生と保護者の方へ
 希望される方を対象に、個別に学校見学や学校説明を受け付けています。下記番号へお問い合わせください(お問い合わせは,月~金曜AM9時~PM5時にお願いいたします)。 TEL:06-6707-5800  FAX:06-6709-1711
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カンボジア研修事前学習を実施しました

2025年11月18日 16時00分
海外研修

 10月30日(木)と11月7日(金)の2日間、12月末に実施するカンボジア研修に向けた事前学習を行いました。今回のテーマは「カンボジアの歴史」です。生徒たちは、古代から現代に至るまでの出来事や背景について調査し、それぞれ発表を行いました。
 第1回目の授業では、教員から歴史の概要説明があり、その後、具体的な事例を交えたモデル発表を実施しました。発表の構成や聞き手に伝わる話し方など、プレゼンテーションの基本を学ぶ時間となりました。
 続く第2回目では、生徒たちが班ごとに調べた内容を発表しました。どの班も綿密な調査をもとにした分かりやすい構成で、聞き手に伝える工夫が随所に見られました。また各発表の最後には、「その時代がどのような時代だったのか」を一言でまとめる総括が添えられており、時代ごとの特徴や変遷がより明確に伝わる内容となっていました。
 今回の事前学習を通じて、生徒たちはカンボジアの歴史への理解を深めただけでなく、主体的に学び、仲間と協力して一つの発表を作り上げる経験を通して、表現力や協働性を育む貴重な機会となりました。
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第3回学校説明会・学校見学・個別相談会ご参加の御礼

2025年11月15日 17時00分
学校広報

 11月15日(土)、本校では 令和8年度入試に向けた第3回学校説明会を開催いたしました。爽やかな秋晴れのもと、多くの中学生の皆さん、そして保護者の皆さまにご来校いただき、誠にありがとうございました。 
 会場は前回に引き続き、あたたかな対話と笑顔に満ちた、活気あふれるひとときとなりました。
 今回の説明会でも、生徒が中心となって運営を行いました。学校紹介プレゼンテーション、キャンパスツアー、個別質問ブースでの案内に至るまで、生徒たちが自らのことばで本校での学びや学校生活を語り、受験生一人ひとりに寄り添う姿が見られました。参加された方からは、
「学校生活が具体的にイメージできた」・「生徒さんが本当に楽しそうで安心できた」などといったご感想をいただきました。
 また、当日は見事難関国公立大学へ現役合格を果たし、現在も活躍している卒業生3名も運営に協力し、大学や社会での学びがどのように本校での経験につながっているのか、実体験を交えて語ってくれました。生徒・卒業生・教職員がともに受験生を迎える姿は、本校の教育の柱である 「自主・自立」 の精神が脈々と受け継がれていることを改めて感じさせるものでした。
 説明会後には授業体験や校舎見学、個別相談にも多数ご参加いただき、本校の学習環境や雰囲気をより深く知っていただく機会となりました。少しでも「この学校で学びたい」と感じ取っていただけていれば幸いです。
 今後も、本校の魅力や日々の学びの姿を積極的に発信してまいります。個別の学校見学やご相談は随時受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。私たちは、受験生一人ひとりの未来を、本気で支える学校でありたいと考えています。
 みなさんの未来を、ともに育んでいく出会いを、心よりお待ちしています。

本校でしか体験できないホンモノの学びがあります。
皆さんの「行きたい」学校となるよう、平野校舎は進化を続けてまいります。

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多文化共生・異文化理解ワークショップを実施しました

2025年11月15日 16時30分
WWL

 本校では11月15日(土)、夜間中学に勤務し、多様な背景のある外国籍の生徒と日々向き合っておられる 林由輝子先生 を講師にお迎えし、「多文化共生・異文化理解ワークショップ」を実施しました。
 第一部では、林先生の JICA海外協力隊でのご経験 や、夜間中学に通う生徒の学習背景、そして 言語や文化の違いを抱える学びをどのように支えているのか についてお話しいただきました。生徒たちは、私たちが「当たり前」と思い込んでいる条件が、決してすべての学び手に共通するわけではないことを知り、学ぶ権利の尊さをあらためて考える時間となりました。
 第二部のワークショップでは、学年の垣根を越えて交流しながら、「多文化共生」 をテーマに対話・討議を行いました。生徒から「多文化共生は特別なことではなく、身近な関係づくりから始まると気づいた。」などといった、多くの気づき・感想が聞かれました。
 本校では、探究学習のテーマの一つとして、持続可能な社会の実現と、互いを尊重し合う学びを推進しています。今回のワークショップはその実践の一環であり、今後の課題研究やキャリア形成への発展も期待されます。
 ご参加くださった皆さま、林先生、そして企画にご協力いただいた関係機関の皆さまに深く感謝申しあげます。今後も本校は、地域・大学・教育機関と連携し、未来の共生社会の担い手を育む学びを進めてまいります。
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後期教育実習が終了しました

2025年11月15日 16時00分
教育実習

 本校では、11月15日までの約2週間、大学より教育実習生を迎え、各教科で研究授業やホームルーム活動など、さまざまな生徒支援に取り組みました。実習生は、生徒の理解を確認しながら授業を進める工夫や、班活動・発問の仕方など、多くのことを実践的に学びました。
「生徒の実態を正確に捉えることの大切さを実感した」
「授業外での関わりが授業の姿勢に影響することを学んだ」
「短期間でも信頼関係は築けると感じた」
といった感想が寄せられ、授業づくりの難しさとやりがいを感じた実習生が多くいました。
 研究授業では、グループワークによる探究的な学びや、時事問題や実験を扱った授業が展開され、生徒たちも活発に意見を交わし、新たな視点に触れる機会となりました。 最終日には、生徒から「わかりやすかった」「また来てほしい」という声が聞かれ、温かな雰囲気の中で実習が締めくくられました。
 本校は今後も、大学と連携し、未来の教員を育てる学びの場として教育実習を支えてまいります。実習生のみなさんの今後の活躍を心より応援します。
251115後期実習

陸上部が地区記録会に出場しました

2025年11月15日 11時30分
部 活 動

 11月9日(日)、陸上部が、ヤンマースタジアム長居で実施された陸上3・4地区記録会の男子100mの部に出場しました。
 あいにくの雨の中での記録会となりましたが、出場した生徒たちは最後まで全力で挑みました。男子100mでは、1人目が12.05と前回のベスト更新には届かなかったものの、雨の中でレースを走り切った経験は大きな収穫でした。2人目は12.42と前回の12.72から大幅に更新しました。練習量は決して多くなかったものの、持ち前のスピード感でしっかり結果を残しました。今後は継続的な取り組みがさらなる伸びにつながるはずです。
 冬の走り込み期間では、自分と向き合いながら一歩ずつ力を積み上げていってほしいと思います。この経験を糧に、来シーズンさらなる飛躍を期待しています。

未来をひらく探究の力 ― 生成AIを活用して考えるグローバル探究

2025年11月13日 17時00分
課題研究

 11月13日(水)、本校高校1年生全員が、文部科学省指定 WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)拠点校として実施している探究授業「グローバル探究」において、生成AIの活用方法をテーマにした授業に取り組みました。
 授業の前半では、生成AIの仕組みや特性、活用のポイント、留意点など、これからの社会で欠かせない基礎知識について理解を深めました。探究活動での適切な使い方や研究倫理についても確認し、生徒たちは自らの学びに責任をもって取り組む姿勢を養いました。
 本校には、大学院での研究経験をもつ教員が多く在籍し、生徒の研究の進め方や論理的思考を丁寧に指導しています。また、WWLプログラムを通して、大学・企業・自治体等との連携による先進的な学びを展開しています。
 授業の後半では、生徒が研究グループごとに生成AIを活用し、自分たちのテーマを多角的に検討するワークを行いました。AIからの「テーマが広すぎる」「対象を絞ってはどうか」といった厳しくも的確な“問い返し”を受け、各チームはテーマの焦点をより明確にすることができました。教室には真剣な議論と新しい発見の空気が満ちていました。
 本校では、「Society5.0に向かう生徒と教員のための『学びの共同体』の構築」をビジョンに掲げ、データサイエンスやAIリテラシーを基盤とした探究的な学びを推進しています。変化の激しい社会の中で、自ら課題を発見し、他者と協働して解決を導く力を育むことを目指しています。
 これからも、生徒一人ひとりの可能性を伸ばすために、時代を先取りした教育実践に挑戦してまいります。
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放課後の学びが未来をひらく― 難関国公立大学合格者による学習支援の実施 ―

2025年11月12日 16時30分
授業紹介

 秋が深まり、文理選択や大学受験・進路選択に本格的に向き合う季節となりました。本校では、難関国公立大学に見事合格した卒業生を放課後に招き、在校生への学習相談や進路アドバイスを行っています。
 この取り組みは、先輩が自らの経験をもとに、学習方法や大学生活の実際を後輩たちに伝えるものです。教員による進路指導とはひと味違う「等身大の声」が、後輩たちの背中を優しく押しています。質問に耳を傾けながら、学習計画の立て方や受験期を乗り越える心構えなどを丁寧に語る先輩の姿に、教室には自然と前向きな空気が広がります。
 放課後のこの時間は、単なる勉強会ではありません。先輩から後輩へと受け継がれる「学びの文化」が、ここに息づいています。 保護者の皆さまにも、附属高校平野校舎ならではの“人と人のつながりで育つ学力”を、ぜひ感じていただければと思います。
 平野校舎では、こうした取り組みを通じて、生徒一人ひとりが自ら学び、将来を主体的に切り拓く力を養っています。開校以来、毎年多くの生徒が国公立・難関私立大学に進学し、卒業生は各界の多様なフィールドで活躍されています。卒業生によるご支援やサポートの「つながり」も、本校の大きな財産です。
 地域に信頼される学校づくり、そして中学生の皆さんにとって“憧れの学び舎”となるよう、これからも一層努力を続けてまいります。

 本日の講師は、本校50期卒業・大阪大学医学部医学科在学 太田さんです。ご協力、ありがとうございました。
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